
久留米絣
博多に出張の帰りに、久留米絣を見に行きました。
というのも、久留米絣は、代表的な木綿1つ、しかも私たちの住む九州なのに
工場を見たこともない、と言うのが事の始めでした。

左は手織りの機です。 右は試し織りされている様子です。

機械織りの工場の中
一人で4台の機を操っています。 右は織りあがっていく様子
ゆっくり工程どおりに、説明できるようにと思いましたが、
何せ帰り道によったので、時間がない!!!(涙)
久留米絣は、糸の段階から、染めて織りあがるまでに2ヶ月かかるそうです。
織りあがった布は、湯通し、さお干しして縮められ,整理され出荷されます。
久留米絣の産地も、他の木綿の産地同様、厳しい状況にあるとのことでした。
今は、洋服生地の需要に支えられているそうです。
もうひとつ、大変なことは、糸くくりと言って絣柄を出すための工程をする方が、
後継者がいなく、年をとられて来ているという事です。
今のところ、この方たちがやめられたら、久留米絣はなくなってしまうかもしれません。
現在、これを、新しい手法できない物か模索されているようです。
久留米絣と同じ手法の織物として、弓浜がすり、備後絣があります。

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